チャレンジ

仕事の道具を見つけに南千住に足を伸ばした。

目的地はダイソーのメガショップ
要するに100円ショップ。

早々に目的は達した。

相棒がまだ買い物を続けているようなので、
もてあまし気味に店内を物色する。

書籍コーナーに懐かしい名前を発見。
つい手が出てしまう。
「荘司としお」のチャレンジ君
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%98%E5%8F%B8%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%8A

昔、同作家の「サイクル野郎」にワクワク胸躍らしたものだ。
(それがきっかけで生涯の趣味になったのだから…)

村野守美の「オサムとタエ」も含めて4冊、
続けざまに立ち読みしてしまった。

冷ややかな視線に気付き、振り返ると呆れ顔で相棒が見ていた。
慌ててカートに隠す。

貝塚ひろしも好きだったなあ。
良識的な、冒険ものを書いていた漫画家は
どこに行っちゃったのだろう?

久しぶりに見た漫画を見ながら、
子供を取り巻く環境が本当に変化していることを改めて気付かされた。

子供の頃は、メディアにしろ漫画にしろ、
それをきっかけに、チャレンジ精神に火をつけてくれるものが多かった。

ミクシーの書き込みに、20歳の大学生だろう
人生の目標や熱中することを口にできないことを嘆いたのを思い出す。
熱心に論議する土壌がないという。
ややもすると、「うざってえなあ」と嫌われたり
いじめの対象になるのだという

脳裏の隅にも起きない思考回路だ。

冒険心に火をつけても消して廻る輩も多いということなのか

ゲーム世代の子供たちは、ゲームの後、
次のチャレンジとして、何を所望するんだろう。

さらに新しいゲームだろうか?
刺激的なゲームだろうか?

夢の種を与え続けてくれていた時代とは、

まったく異種な時代に今あるように思った。