お客様のMさんとは、何年のおつきあいだろう
その道では、国内では第一人者で通るであろうに
表に出ない人なので、ひたすら自らの研鑽を重ねている。
時々ふらっと満面の笑みを浮かべてやってくる。
決まって二種類のものを持ってこられる。
ひとつは、海外のおみやげもしくは課題付のおみやげ。
もうひとつは、ぼくに羨望の思いにさせるための珍しいグッツ。
はいと言って出したときの目を見たら、
どちらを手渡されたかすぐにわかるようになった。
若干年上にもかかわらず、目が少年のようにうそをつけないのだ。
いたずらじみているときは、おおむね後者の場合が多い。
ちなみに写真は前者。
大元帥明王の資料をこんなにというほど持ってきてくださった。
勉強せよということなのだろう。