町を歩けば

ブログを書くようになって、

町のちょっとした変化が、
すかさず目に飛び込むようになった。

自転車で位牌職人のいる蔵前に向けて滑り出しても、
まともな時間で、用事が済んだためしがない。

神社仏閣でつかまり、猫につかまり、かもめにつかまり
橋の優雅さにつかまり、ぽんぽん船につかまり・・・

最後には、何度も往復する始末だ。
興味の対象が日々増していく。
感受性が鋭くなってきたのだろうと喜ぶべきか。

今日は、ついにひょっとこにまでつかまってしまった。

恐いほどの都鳥。

駒形橋の夕刻は、鳥の大群の餌場と化す。

カメラを向けると、餌と思ってか、
突っつかんばかりに頭の上に、

3羽4羽と至近距離で囲まれる。

「ちゃうちゃう。写真撮ってんの」

話がわかったのか、
「けちなおじさんほっとこー」

と、ばかりに、皆、逃げさって
今度は川面を突っつきはじめていた。

生きていくために頑張ってら。