再開

毎日、300通も400通も来るスパンメールにうんざりする。
見たくも無い画像や、文章、
(美しくない画像や文章は罪だね)
あらぬ無責任な書き込みや…
詐欺まがいの蛮行…
はたまた、拝金主義を全面に押し立てるサイト…

あげたら、きりがないほどのダーティーな部分が露見してくるネット社会。
マスコミもそれ見たことか、と己の足元を隠して誇張しまくる。

その情報の殴り合いの狭間に我々は首をすくみながら
知らぬを決め込む。

40数年ぶりに小学校の友人とmixiの中で再会したのは暮のこと。

ここ最近になって、店にも顔を出してくれるようになった。
お互い不思議な感覚にとらわれる。
小学校卒業を目前に転校し、修学旅行もいけず終いの僕を
そうはっきりと覚えていていれるはずもない。
子供時代の記憶は、都合よくイメージで補修しているもの。

目の前にすると、とたんに修正画像されていくのだ。
あっという間に、40数年の「時」はレタッチされるのだ。

ネットがなかったら、
こんな再開は、果されはしなかっただろう。