バーチャルがリアルになるとき

大阪から慕わしいお客様がみえられた。
懐かしさが込み上げてくる。
といっても初対面だ。

しかし、3年半お付き合いさせていただいている。
そう・・・ネットの中でお会いしているのだ。

今までも何度こうした出逢いがあったろうか。
そのたびとても不思議な感覚になる。

お顔は初めて拝見するのに、
もう、すでに心象部分は心得ているのだ。

ネットがマスコミを騒がすときは
大概がマイナスイメージ。
自殺サイトでどうの
2チャンで炎上した云々、
事実、スパンメールは相変わらず多いし
ウィルスは日常茶飯事にお邪魔されるようになっている。

けれど、これほど時と場所を超えて
お付き合いの出来るツールがあるだろうか。

若い時代(もちろん今も若いが)、
人のつながり創りに情熱をかけていたんだ。
親友の不幸な最期に触発されて、人を孤独にさせてはいけない。
そんな気持ちが根底にいつもあった。
心のつながる人のnet創り。

今、仕事でnetを利用し九年たつ。
これほど広範囲に情のやり取りの出来るツールはないと確信している。
隣人に心を伝えるツール。
待ち望んでいたのはこれだったのかも知れないと思うようになった。

けれど、あくまで必要なのは情(なさけ)なのであって「私欲」であってはならないのだとも思う。

net環境がさらに善い方に前進してもらいたいものだ。