浅草はもう正月

月初めは相変わらずながら、
浅草寺の掃除から。

もう何年通っているか忘れたけれど
商店会のお世話役の麦とろさんとも十数年のお付き合いになる。
地元の倫理法人会の方も多くてさながら朝起き会のような風情になってきた。
でも、これがないと一ヶ月が始まらない。

相変わらず小走りに浅草寺に向かう。
仲見世は飾り付けの真っ最中。

二天門は工事中。
囲む銀杏は、いい色になっている。
紅葉は少し遅いようだ。

もう大変!

海外のお土産で手に入れた数珠を日本に持ち帰り、
日本流に直して使用したい方が増えている。
これはその最たるもの。

インドあたりで手に入れられたのだろう。

細い木綿糸でつないでいた玉には針先しか通らない
極小の穴が開いているのみ。

これはきつい。

結局、約束外の仕事だから、外注に出すわけにもいかず、
自ら穴を空けるほか手段がない。

治具があればわけないのだけれど、
玉の形状がめちゃくちゃな大きさと形状のために、
玉を手持ちでドリルをまわす。

昔は慣れない作業で何度玉の替わりに指に風穴を空けたろう。
思い出しながらも、高熱になる玉を持つ指から、
早速、指紋が消えてなくなった。