納品

今日の日曜日は仏壇の納品。

人手が足りなくて、TONのみで車を駆ってお邪魔させていただいた。

閑静な住宅街に二度目の訪問になった。

途中、小雨がぱらつくあいにくの天気模様だったが、TONのジンクスは今日も当たった。

そう・・・

仏壇の納品で雨の降ったためしはない。

雨男を自負する僕としては、旅行に行ったり、企画ものをする時に、雨の降らないときはない9割以上の確率を誇る雨男。

けど、仏壇の納品には台風の中納品しても、納品先に着くころは一旦小休止する。
運び込み終わるとまた、ザーと降ってくる。
ご先祖のお住まいを新築するのに、雨にはさせないのだろうとぼくなりに解釈してる。

方向音痴の僕は、帰り道、あいかわらず迷いながら走る。
時間はかかるが、面白い出会いも多いのだ。


なんてね。

(東武の機関車が公園にあるのかは不明だが・・・)

浅草のそら

お空ついでに、浅草のこんな風景もあります。

あなたは、足早にアットホームに帰りたくなる人か・・・・

それとも、
赤い提灯がほっといてくれない人か・・・・

TONは若い頃は後者のほうでありました。

今は・・・

仕事が待ってるゾ。

の、人なのでありました。

ジャンジャン。

菊は強い

以前は女の子の名前に菊の字をつけることが多いような気がする。

実際調査したわけではないので感覚的なものでしかないけれど、日本的だから菊の一字をつけるのかなくらいの認識でしかなった。
菊、菊子、字を変えて音だけの紀久子、喜久子、男名でも菊雄、菊夫、喜久雄、菊三郎などなど・・・
番町更屋敷のお菊という特殊な立場もあるが。

毎月写経の例会に仏前に華を供える。仏花というものである。
何年か前までは、フリージアだのカーネーションだの洋花でほんわりしたイメージの花が主流であった時もあった。

が日持ちがしない。

きっちり毎朝、水を取り替えてあげても、せいぜい一週間もてばよい。

特に夏場はどうしようもなく水を腐らせしおれてしまう。

いつの頃か、昔ながらの菊が主流になってきた。

スーパーでもお彼岸になれば仏花が売られるのだから、手に入りやすいと言えば手に入りやすいからなのだろうし、安いという理由も考えられる。

菊が用いられるようになって解ったことがあった。

彼らは少々の水の濁りにも充分持ちこたえる。

強い。

一緒にそえてある用花が次々に脱落していく中で、しっかり芳香も保ちながら、花の照りを失わない。

はっはーん!
なるほど、菊というのはこういう強さがあったのか・・・・

畏れ多いことですが、天皇家が菊の御紋章になさることに深く納得させられるまでもなく、日本人の菊好きは、こんな花の清楚さながら粘り強い生命力を好んだのかなと妙に感動したTONでした。