光陰矢のごとし・・・

この暑さいつまで続くの?
「の?」から、以前はどうだったんだろうと昔の日記をひっくり返してみたのであります。

そしたらいの一番に釘付けになったのがこの日記。
暑い寒いはどこへやら・・・・

子供の運動会の写真だったわけでありまして、

http://http://http://ton.wp-x.jp/wp-content/uploads/image/ton.wp-x.jp/wp-content/uploads/imageblog/10248196.html

6年前はまだ小学生・・・・か。
今は親を見下ろす奴が・・・・か。
こんな純真な時もあった・・・・か。

つい・・・・
暑さを忘れたTONでありました。

時間は刻一刻とカウントしているのであります。

やっぱりテグスはテグス

念珠の直しで時々念珠の業界外(他国のものもある)のものを承る。
概ね糸が細い。細いゆえに切れやすい。まあ他国製のように見えるところだけ見栄えよく見えないところには全く手を尽くさないものもあるが・・・
義憤にかられるか気を落とすか平気ではいられなくなる。

木綿糸二本くらいで通してそれで良しとはどんな気持ちでいられるんだ・・・

本来なら玉の穴を開けなおしてくださいとお勧めする。
入手時点よりはるかに高くなる。当たり前の話しだ。念珠としての玉造りは手がかかっているのだから。その分手を抜いて・・・いやいやちょんぼ・・・いやいや作業をショートカットして流通してしまったのだから、一人前の玉になるためには結局同等の、それ以上の労賃がかかってしまうのだ。

真珠の場合は、はからずも念珠になろうとは始めから思っていなかったのだろうから、穴は小さい。これが広いとネックレスとして仕立て辛くなる。

やはり餅は餅屋の玉を使用して欲しいとTONは思う。

で、その宝飾用の玉を使用して念珠にする場合で玉穴を開けなおさないという場合は仕方なくつりに使うテグスを利用して仕立てる。

でもあくまで暫定的なものだということを忘れないでいただけたらと願う。

テグスは決して強くありません。
まだわずかしか時間が経っていないのに、テグスは玉の触る部分で白く濁っています。
この部分から疲労を起こして切れやすくなります。

じゃあワイヤーにとなるのですがワイヤーも案外もろいもので、念珠となって使用される法具としての念珠はいかに厳しい環境下で使われているかということを考えさせられます。

やっぱり念珠は伝統に即した作り方が一番いいのだと思います。