創り手泣かせ、石泣かせ

若い頃(今も十分若いが)、「TONさん、若い娘は小麦色が好きか、白いのが好きか」と突然先輩に聞かれた。東北生まれの母を持つTONさんとしては、「白い娘がいいですね」と熟慮して答えた。

この先輩というのが、職域のテニスの部長をして足が長く小麦色で絵になる男だった。
「なに!白いのなんて病気みたいだろ。小麦色だよ小麦色」
んなら聞くなよ。とも言えず腹に収めて、「そうですか白いほうがいいですけどね・・・ムニャムニャ・・・・」

と、この時期になると不思議と思い出す。

当時は「小麦美人コンテスト」なんていう催しが、海水浴場では盛んに行われていたものだ。

遠い目・・・・・・・。

が、最近はどうだろう。

紫外線はカエラだに悪い。夏の日光から皮膚を守ろう。とばかりに真夏を過ぎても真っ白な女の子がゴロゴロ(失礼!)いるではないか。

その先輩がどれほど嘆き悲しむだろうか。・・・と思うと、ざまぁみろと言いたくなる。

ま、そんな話はこっちに置いておいて、何が言いたいかというと、白さを保つためにはづ市営るかということなのだ。

長い手袋をするのも一考。

けれど、今はスグレモノの日焼け度目のローションが一般的になっている。

実は、これが曲者なのだ。

念珠にとってね。

この時期、腕輪念珠のゴムに実の過酷な時期なのだ。大量の汗、強い紫外線。お肌はローションで守られていても念珠までは守れません。

おまけに・・・日焼け度目クリームはラピスや珊瑚、トルコ石といった多孔性の貴石には、鮫肌状になったり色変わりなど、悪影響を及ぼすことを案外知らない方が多い。
甚だしい場合はケロイド状になってしまうことも。

おまけにお直しして通し直したシリコンのゴムが・・・結べない。ときた。

いつもの調子で結んで処理しようとすると・・・あ~~~ら不思議。
スルスル・・・とゴムが解けてしまうのだ。泣かされる泣かされる・・・

しかたない。楔を打って留める。手間が倍かかる。

真夏太陽光がきつい時はラピスやサンゴは避けたいものだ。と思う。