考えますね・・・

四国番外霊場の念珠玉での制作は時々依頼される。

TONにはどうしても仕事柄の目でモノを見てしまうので、各お寺からいただく行為に対しての期待は半減してしまうのだが、純粋に信仰心の発露から頂く巡礼者には、玉一つ一つが輝いて見えるものなのだろう。と、思う。

それだけに、原価が頭にすぐよぎってしまうTONのよこしまさは、修正しないといけないのかもしれない。
まぁ、そのうち夢中になって番外のお寺の名称も頭に入るし、じっくりその寺々を研究したくなってくるのだ。

観音霊場でも採用されてこちらも念珠への仕立てを依頼される。

こちらはプラスチックではなくて正梅の木に観音経を彫り込んだものを一節ごとに集めるようになっていて、念珠を組む方は一考させられながら手をいれるので功徳をいただく気になってくる。

要は、作る者が一番功徳を頂いている。のではないかと思う昨今である。

変わり表紙の御朱印帳


雷門にいても雷門の絵柄案外ないものなのです。
浅草寺は坂東観音霊場13番札所なのですからね。


浅草に円の深い源氏絵巻から


富士山の絵柄もなかなかです。


一回り大きいので書きやすいでしょうね。

で、話のついでというのではないのですが、最近の御朱印ブームに対して一石を投じています。

御朱印をスタンプか何かと勘違いされている収集家がいることを嘆いているのでしょうね。
せめてご本尊に礼を尽くすことは御朱印をいただくものにとっての務めだろうと思うTONでした。

うらやましい・・・な。

考えてみれば、徳を積まれるお手伝いをさせていただくわけなのだから、感謝感謝なのだが・・・

「坂東を結願してきましたよ」

電話の向こうで声が弾んでいる。

去年の暮れに観音霊場用の朱印のお軸を買い求めてくださって、仕事の合間を見ながらしかもお寺に入るのは、失礼にならないように午前中のみと決めて約半年で結願されたことになる。

いろんな苦労もされて巡られたことは口にはしないが伝わるものがあった。

お寺さんには可愛がられたようだった。
そして、様々な人とのつながりの、なんと多くの宝を持ち帰られてきたことか・・・。

左のS氏は坂東霊場のみを10回巡られてその都度功徳別けをしてくださる。
おかげで令嬢の様子が絵に描けるくらいだ。

けどね、自分の足で行かないものは、薄皮一枚覆っていてわからない。

なんとか時間を絞り出して巡らないと・・・と思わせてもらった。

そろい踏み

がまぐち朱印帳そろい踏み。。。です。

がま口には根付用のカンがついていますので、ネックストラップを取り付ければ、巡礼で携行するにはとても便利ですね。

かわいい朱印帳

朱印帳の カワイイ柄を探しました。

金襴緞子の伝統柄ではちょっと・・・という方用に。

がま口ケースは別売りですが、ぴったりサイズ。

共柄の朱印帳もあります。根付用丸カンもついているのでネックストラップをお持ちであれば巡礼の時に首にかけることもできそうです。

こちらは、共柄の巾着が付くタイプ。

リバーシブル柄になってます。

鮫小紋柄は今までちょっと見ませんでしたね・・・

男性用としても欲しくなる柄行です。

坂東観音霊場巡拝の満願

西国観音霊場用を坂東仕様に作り替えたお軸(幅広です)で巡って、今日満願しましたと来店してくださいました。

観音軸には御詠歌を入れるスペースも作りました。ちょっといいでしょ。(^O^)

西陣織の金糸が消金なので絵がでしゃばらずしっとりとした風合いに仕上がります。

善光寺は今、御開帳の期間だけに、御朱印の窓口には20人も書く人はいたそうですが、たいへんな混み様だったそうです。

朝一番にお参りするのがいいようですね。

もっとも・・・満願のお礼参りなのだから午前中は鉄則ですけどね・・・・

親心と十三仏

朝「十三仏様の掛け軸はありませんか」とお客様に聞かれた。

なん幅かお見せしようとした。
「うちは真言宗なので・・・」

開いてみると、禅宗と浄土宗用の十三仏だった。真言宗用ではない。

ちょっとお時間いただけますか?とお話するのをきっかけに御子息を最近亡くしたことをお伺いすることとなった。

何にもわからないから・・・と繰り返しながらもおっしゃるお客様の言葉であったけど、「息子のために何かをしてあげたい」と思う親心が染み出してひしひし伝わってくる。

ぐっと涙を飲み込んでお話させて頂いた。

「十三仏の霊場を巡って御朱印を頂くのもいいことですよ」
なにかの拍子についこぼれた言葉だった。

お客様に響いた。ようだった。

「霊場巡りはあちこち歩いていたのです」とポロリ。

聞けば、観音霊場は御朱印帳が真っ赤になるほど巡られたというではないか。しかも全行程を歩いて。
でも十三仏霊場はないとのこと。

「ならば、出来上がったものをお供えするより、ご自分の足で巡られたお軸をかけられたらいかがですか・・・」

ということで、十三仏霊場のまくりをお買い求めいただくこととなった。
鎌倉なら一日でも巡れる。ゆっくり歩いても2日あれば御の字だから。

息子さんへの思いをどうぞ噛み締めながら御夫婦で歩いてください。
と思いながらお見送りさせていただいた。

鎌倉十三仏霊場

巡礼の順番

ずっと以前、不思議に思ったことがあった。
お寺に対して盛んに営業をかけていたことがあった。

名簿をもとにDMを毎月出していた。
当時は全国の寺院を一括した名鑑が恐ろしくない時代でようやく見つけた古い名鑑をもとに出す。すると0.5%程度帰ってきてしまう。住職名が変わってしまったのかと思うこともあったが、寺そのものが移転するということがあることを駆け出しの頃知った。

巡礼に興味を覚えて古書店の古い霊場紹介本など買い込んでは読んでいた。
するとあることに気がついた。札所寺の住所が違うのだ。
江戸、明治、大正と・・・廃寺も多い。

ということは、札所もそのまま郊外に引っ越すこともありうるわけだ。

記憶には新しいと思うが、何年か前に御府内開府四〇〇年という記念年がおとづれた。
徳川家康が江戸に入府して400年経ったという記念で様々な記念行事が行われた。

その流れを汲んで御府内88箇所巡りが脚光を浴びた。

うちの写経の会のメンバー内にもブームが来た。
TONもやりたかったが、さすがに仕事があって歩くことはできなかった。

巡って来たメンバーたちの感想を聞くのが楽しみとなった。

が、巡ってくるメンバーたちが口を揃えて聞き捨てならぬ言葉を聞く羽目になった。

あるお寺でこうだったというのだ。

いつものようにお参りして御朱印をいただこうとすると・・・
「ちょっと待ちなさい。なんで順番に巡らないのですか」と注意をされるらしい。

甚だしい場合は1時間も足止めを食って巡礼とはこういうもので・・・云々と、ずーっと聞かされたと報告してくれた。

札所の位置がすっかり変わっていることを知っているTONとしては、そう言う言葉には不可思議に思うわけで???なんで?となる。

で、寺の研究をしていた友人に話をする機会があり巡礼の札所打ちの順番について尋ねてみた。
丁寧にも彼は自己の研究サイトで発表をしてくださった。

それがこちら。
http://blog.goshuin.net/gofunai_junban_1/

最近ご縁をいただいた霊場巡りをされていらっしゃるお客様も、「一番霊場をきちんと打てば、あとはどこから巡っても大丈夫ですよ」とお寺さんから聞いていますよ。
と教えていただいた。

これで安心して、巡ろうかな。

あとは時間を作ることが問題だけどね。

続きを巡らなきゃ

ひょっとしたご縁で上野のお寺で働くお客様と知り合うことをきっかけに坂東観音霊場の西陣織の巡拝軸を何本も買っていただいた。

四国や西國の西陣織の軸は過去に何度も販売したけれど、坂東霊場用では・・・あれ?始めてだったことに気がついた。しかもこの方は、満願されたあとも表装されることはなさらない。

自然のままがよい。という信念があって台紙とまくりという状態でお茶掛にされたりと人目に触れる機会を絶やさない。

表装するのが当たり前と思っていたTONにはとても驚きであったし、新鮮にも思えた次第。

写真は緞子生地が周りを囲んでいるが、これは他の軸の上に重ねているので表装しているように見えるだけ。実はまくりのままなのだ。

この状態でしばらくかけさせていただいている。

ほとんど満願あとのお軸は、回忌法要などの特別な時以外は桐箱にしまわれて目にすることがなくなってしまうことが多いのではないだろうか。
こうして多くの人の目に触れているのも珍しいと思う。

見ていると実にじつにお寺ごとで千差万別。味があって面白い。

巡ってきた方には、一寺一寺のご朱印とともにその足取りを彷彿させるだろう。
それぞれ一期一会であったものが集積され一服の軸に変化する。

いいなぁ・・・・

時間が取れずに中途で終わっている秩父霊場、軸で巡り直そうかな・・・・

巡礼にまつわる・・・こと

お客様に巡礼、しかも坂東のみを回られていらっしゃる方がいます。

もう何度も巡っていらっしゃるのであれはこう、これはこうと諳んじて教えてくれる。
寺に近い立場のかたゆえに巡ると僕らではお目にかからない本尊との出会いもOK。ということも多いようでこられるたびに話しの花が咲く。

最近はよほどでないと出ない、西陣織の観音軸を求められたかと思うとあっという間にご朱印を埋めてこられた。

その前の軸も含めて記念だから一緒に撮ってくださいと店の子をまん中に入れて何枚かPhototime。さすがにTONの刷り込まれた画像はここには載せないが、見比べていると実にさまざま面白さが伝わって来るのだ・・・・