龍神さま

いつものことなのだけれど、お気に入りの作品(商品と思っていない)がお嫁に出るときは嬉しい半面一抹の寂しさがいつも伴う。

商人って誰もそうなのだろうか。

苦労して造作をつくりあげた対象であればなおさらなのだ。

龍神さまは、お客様からイメージを伺い、画を起こし、描き直し描き直し形にして仏師に渡す。

そこからもやり直しやり直ししながらイメージに近づける。
画は自分で起こすとしてもぼくの要望に応えてくれる彫り手がなければできないから、今は少し難しい環境になっちゃったかな。

それだけに「売れ残りでしょ、安くしなさいよ」なんて言われるともう残念で仕方なくなる。

本当によさを分かって下さる方を待つことになる。。。

お寺に収まっていただけるようで思い残すことはない。

・・・のだが・・・・

玄奘三蔵

もう一体、新入荷しました。

ほとんどの人がわかりませんでした。

「玄奘三蔵」西遊記で有名な三蔵法師その人です。

三蔵法師というと夏目正子を思い描いてしまうTONです。

歳が知れてしまいます。

現存したということを意外に知らない方が多いのもこの玄奘三蔵です。

仏教への貢献度つまりは民衆の救済は計り知れないほどなのですが・・・意外と・・・

法相宗の開祖となります。

金剛夜叉明王

久方ぶりにお寺用のサイズの仏像を入荷しました。

金剛夜叉明王。

五眼の下の二つの眼は嘘を見破る眼と言われます。

う~~~んTONはどうしましょ。。。

見抜かれてしまう・・・・・

妙見菩薩の香合

白檀の香合をひさしぶりに作らせていただいた。

老山白檀の塊りもめっきり手に入らなくなってしまった。
ゆえに作っても柘植での制作が多くなって老山のもつあの感覚が遠のく一方。

久しぶりの感触だった。

八臂弁財天

こういう彫りもさせてもらっていたんだなぁ。

直しで戻ってくる仏像に「お帰りなさい」と声をかける。

またねと送り出す。

お嫁行き

念珠堂の強みは、仏像のオーダーに強いことだと思う。

自分で言うのもおかしなものだが、とにかく気に入ったものを追求してしまう。

作らされる者、つまり仏師はたまったものではないだろうが、心が動かないものは世に出したくないのだからしかたがない。二寸の不動明王を手直し手直ししながら1年かかってしまったり、薬師如来を3年も4年もかけながらも納得いく彫りに至ることなく終焉してしまったこともある。

付随してとても困ることがある。それは販売したくなくなること。

仏さま一体一体に思い入れがある。

泣く泣く行ってらっしゃいとお嫁に出す。。。というTONなのでありました。


観音様のミニ香合仏これも形になるまで時間がかかりました・・・

ブーム?

一時ブームがありましたね。

阿修羅の名前は広まりましたけど・・・

ブームでお守りするものではないのですけどね・・・

心こめるということ

この表情が出せない。

この表情に逢いたくて観音像を何度作ってもらったことか。

残念ながら出会えない。

彫刻刀の一筋がどう走るかで0.1ミリ違うだけで表情はころっと変わる。

だから面白いのかもしれないけれど、仏様の顔から醸し出す表情には無心の境地で木の中から見つけていただくしかないのだ。

それにしても・・・このお顔に逢いたい。

う~~ん

う~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん

修復でお預かりした観音様で1寸8分なれど・・・・・う~~~~~~~~ん。

久しぶりに鳥肌の立つ観音様にお逢いできた。

人の目にどう映るか知らないが、TON的にはう~~~~~~~~~ん。

なのだ。