よき時代

http://www.tbs.co.jp/jin2009/仁がついに最終回となる。
久しぶりに日曜のこの時間のドラマを見続けていたのにちょっと残念だ。

今は日曜劇場となっているけど、僕の中ではやはり東芝日曜劇場なのである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4

ドラマのTBSらしくじつに多くの名作を代に出し続けてくれた。
キャストを思い出してみても、実に豪華でもあり、絵になる俳優さんで占められていた。
子供心にも随分と影響されていたと思うし励まされもしていた。

パンツ屋の四季でしょ。
父親のいない母子のドラマ。その中で使われていた詩に共感された。同じような家族構成の我が家にとってどれだけ励まされたことかしれない。
パンツ屋の四季ではなく「天国のおとうちゃんこんにちは」であったことが調査の結果判明。しかも主演は森光子だった。どこで記憶が混ぜこぜになっていたんだかわからない。

女と味噌汁でしょ

かみさんと私でしょ 伊志井寛と京塚昌子の絶妙な掛け合いが楽しかった。

父子草 渥美清と竹脇無我の男同士の親子というのはこんなものかと不思議だった。
etc.etc.・・・

探してみたらこんなサイトが見つかった。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/5784/nitiyougekizyou/昭和39年から47年まではほとんど見ている。

一度しか放送されていないものでも題名を見れば「あ~あれ」と思い出される。
つくづくこの時代は、良作を毎週毎週、電波に乗せてくれていた。
本もいいし主役も脇も俳優がいい。

それだけ作り手の真剣さがあふれていたのだ。と思う。

日本テレビの黎明期に番組作りで活躍した知り合いによく話をしてもらった。
シャボン玉ホリデーの時代のプロデューサーである。話を聞くとそれはそれは大変だったことを聞かしてくれた。

生放送が当たり前の時代。適当にカット編集するわけにはいかない時代だ。
それだけに毎回が真剣勝負そのものだった。

しかも良い作品を流さなければいけないという使命感を持っていた。

並大抵の苦労ではない苦労だったけれど、充実感もあったと話してくれた。

受像機の前で観る方も、電波を送る方も、

良き時代だったんだなと感じる。
でもよき時代で終らせて欲しくはないんだけど・・・

さて、今夜の「仁」見逃さないようにしなくちゃ。

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