神社をぶらぶら
昼食の時間を利用して、浅草神社を改めて散策してみた。
浅草寺境内は
ちょうど菊花展の真っ最中で、ちょい混み状態だった。
ウィークデーでもあったので、
どちらかというと、人生の先輩方が多く目についた。
神社は、元は浅草権現と呼ばれていた。
浅草の観音様を大川(隅田川)から、網にかけて引き揚げた漁師の兄弟と、
引き揚げた観音様を自宅に安置した時の地頭の三名を祭った。
だから、浅草寺と神社は、一体のものなのだ。
本来なら別けるのがおかしいのだ。
事実、江戸時代までは、浅草寺管主が権現様も管理していた。
明治の廃仏毀釈の嵐の中、無理やり分離されて今に至る。
鳥居から中に入ると、「見てやろう」という意欲で見るせいか
今まで「なんで気付かなかった」かなと思うほど
碑が多いことに気付いた。これには驚いた。
歌舞伎役者達の句碑、扇供養碑、木阿弥の碑、川松松太郎の句碑…
あるわあるわ。
こち亀まであるじゃん。
お百度まいりもあるんだと
改めて驚いた。
そんな中、
のんびり猫が毛づくろい。
おいおい、お前さんがよっかかっているのは
狛犬さまだぞ。
一言声をかける。
そうか…
どうりで、落ち着きはらって逃げないわけだ。
神様がバックボーンにいるんじゃあね。