元気をいただいた。
TONが猫好きと知って元気を失いかけているTONのためにご夫婦で持って来てくださった。
ただ、可愛いだけではなさそう。
TONの好きな見返り弥陀ならぬ見返りニャンダも含まれている。ウヒョー!
あとアフロニャンダが揃えば、プァーフェクトにゃ。
三道もあってちゃんと理にかなってる。。。ん?四道かぁ?
ちなみにこのお方は釈迦にゃらいであるのであ~る。
TONちゃん的視点によるTONちゃん的日記です。
仏像
元気をいただいた。
TONが猫好きと知って元気を失いかけているTONのためにご夫婦で持って来てくださった。
ただ、可愛いだけではなさそう。
TONの好きな見返り弥陀ならぬ見返りニャンダも含まれている。ウヒョー!
仏像の修復は江戸期のものをさせていただくことが多かったのですが、過去に仏壇と一緒に販売して舞い戻ってきたのはこれで二件目です。いつお嫁に行ったものかなと調べたら20年前。
白檀(もちろん老山白檀)がまだまだ気軽に手に貼った時期とは言え稀少材の老山。修理するにも大変な時代になってしまいました。
見ると、光背は折れてどこかに飛んじゃったと言うし、ちょっと無残。お盆までに間に合わせたいと(TONがね)思いつつ職人に依頼した。でもこれくらいなら自分でも直せそうだけど、餅は餅屋にお願いした。
以上でした。
考えています。
彫り物がなかなか難しい(価格的、職人)環境になってます。以前のように新しいシリーズをどんどん作れる環境ではなくなりつつある中、やはりお客様のご要望にお応えして作ってみたいとも思うのも人情なのです。創っていかないと腕も落ちるしね。だからできるところからやっていこうかなと思うわけです。
不動明王のペンダントヘッド。
通常は18金なのだが、ご注文で24金に変更させていただいた。
ズッシリ重い。
職人が少なくなってきているので、こういう細かい細工の時に困る。言ったらキリがないから、最後は、それなら自分でやるしかないということになるのだが。
しばらく手元になかった気がする。
十一面観音にご縁があるのになんか抜けているなぁと思うときは大体そんな時のTONです。
お気に入りがひとつお嫁に行った。
何度もこんな場面は経験しているのだが、この寂しさはひとしおだ。
自分が気に入るまで手を入れてもらうし、ダメだと思うものを売りたくはないし、惚れた一点が彫り上がるまで、彫り手には申し訳ないが場合によっては一からやり直してもらう。だから作り手からは嫌われ者のTONである。だから会心の作ができると、手放したくなくなるのも正直なところ。
会心の作の場合は、風が吹く。一涼のそよ風が吹く感覚なのだ。わかってもらえるだろうか。
そんなだからまた作りたくなる。
そして寂しさを味わう。。。
でもこんなにちいさい。
小さくても、心を込めて彫ることはできるのです。
久々に剛速球のど真ん中に入る彫りに恵まれた。
どんなに細心の注意を払って彫ってみても、相手は0.1mmの狂いで表情は一変してしまう。高い材料を使おうがそうでなかろうが、見事に彫り手の心根の微妙な動きが出てしまうものだから。
だから出来上がって自分の目で確認するまで、恐ろしくて仕方ない。
だけど、施主さまの喜んでくださる顔を想い描いてしまうから、やめられないのだろう・・・・な。
最後の一体が出てしまってから幾星霜。。。
浅草の観音さまと龍神様は切っても切れないわけでして、お店にいらっしゃらないとどことなく物足りないのでした。。。がようやく一体彫り上がり今日手元に届きました。以前と遜色ないといえば嘘になりますが、よく彫れていて少しばかり安堵のTONであります。
ちなみに材はこれもTONの好きな楠木です。