最近とみに多くなった。
位牌に肖像画が彫り込めるのでいつもそこにいてくれる気持ちとなりやすいからだろう。
ペットの肖像もあるけど、人の遺影も入れさせて頂くことも。どちらにしても心の拠り所なのだから。。。
最近とみに多くなった。
位牌に肖像画が彫り込めるのでいつもそこにいてくれる気持ちとなりやすいからだろう。
ペットの肖像もあるけど、人の遺影も入れさせて頂くことも。どちらにしても心の拠り所なのだから。。。
お客様からのお問い合わせに対しての参考画像です。
ちなみに紐が短い場合は「奉納」の札は付きません。
自分もここまでの修復は見たことがなかった。
ある程度裏打ちしてお茶を濁す程度のものは何度もしてきたが日頃お世話になっている表装専門の会社の営業マンと話をしていて見せてくれた資料に驚きを隠さなかった。
尺5立くらいの阿弥陀本尊の掛け軸と思われるが、ほぼゴミと認識されるところまで風化している。
水を含ませて伸ばしながら元のお姿に近づける。
これは・・・ジグソーパズル。裏打ち紙の上にはめ込んでいく。
ある程度形になると折り目の癖をなくすために補強用の裏打ちを行う。
気が遠くなるわい。。。
正面から見ると如来が姿を現される。。。
あとは表装を施すのみ。
欠損部分を残してはいるが完成。
やりようによってはさらに筆を入れることもできるだろう。
これは、もう、これで芸術だよね。
あるところにはある。ということ。
老山白檀の香合です。
白檀の塊が入荷(輸入)できない昨今、白檀といえばインドマイソール産の白檀つまり老山白檀が当たり前だったこの業界に、インドネシア産、アフリカ産、オーストラリア産、なんていう産地が耳に慣れてくるようになった。
その老山白檀のしかも香合。
あるところにはあるもんだ。。。
時々注文を頂くのだが、大般若経600巻。転読と言ってお経を大行にザーーと流すように広げる所作があるが経典は痛む。すこぶる痛む。
それゆえ経典と同じ厚めの和紙を裏打ちして厚くして損傷に耐えられるようにする。
それが2枚、3枚と増やすのだが、その比較写真。
これでも3枚合わせなのだが、一番厚くなると6枚合わせまである。
普通に置いてよほど上手く作っていないとひっくり返るんじゃないかと余計な心配をする。
残念ながらまだ作った事はない。
だれか作らせてもらえないかなぁ・・・
本日は名前から想像できるようなお香の話ではありません。
厨子型仏壇の話です。
ため塗りの厨子の内側に須弥壇と蒔絵を施しました。
うさぎはどこに・・・・????
と、思われる方は近くに寄っていただきましょう。。。
はい。こうなります。
かわいいでしょ。
これからの季節・・・というのではなくて神様のお使いとでも思って頂ければよろしいのでは。。。
扉の方にもこうなっています。
扉を閉めるとこんなかんじです。
お位牌の直しを久しぶりにさせていただきました。
お預かりしたときはこんな状態でした。
長い年月(100年以上)の間には、乾拭きしていて金箔は剥げるし、わずかでも塗面に傷が入ればそこから湿気が木地を侵していくので反りや歪みが生じます。
職人は、また今までと同じ時間さらに経過しても大丈夫なように、こつこつ傷を埋めて塗り直し、箔押しして元の姿に戻します。
扉の中も下地をやり直して金箔を押し直せば、下のような輝きに戻ります。
まあ・・・
全くの最後というのではないのですが・・・
老山白檀の塊があれば作れるのですから・・・
しばらく手に入らないというのが正しい表現でしょうか。
白檀は白檀でも他の白檀が主流になりつつあるこのごろです。