こういう作り方もあります

いつもならシリコンゴムを通し
片手でもホイと腕に付けるブレス念珠。

希望とあらば、ワイヤー仕立ても可能なのだ。


わが店の特注金具で留めます。

ただし、片手でホイとはいかないが…

ただ、中糸切れを防ぐ為に、強さを求めてワイヤーにとお考えの場合は
ワイヤー=強いのイメージは、裏切られる。
木製品の場合はまだしも、石との相性はそれほどよくない。

要は、「メンテナンスを大切に」なのだ。
意識をいつも念珠に置いて下さいと申し上げたい。
念ずる珠(たま)なのですから。

「中糸は切れるもの」です。

癒しの空間

当店の癒しの空間。

と言っても、癒しのCDコーナーでした。

実はこれが静かなトレンディーなのだ。

NHKでもよくBGMとして流れているものだから
何処かで耳にすることの多い曲。
洋の東西を問わず、お買い求めいただいている。

ちなみに、
店内に流れるBGMは、このCDの中からランダムに流れる。

観音霊場念珠 坂東

先日、預かった坂東観音霊場の念珠玉は
こう仕立てあがりました。

彫りこんである観音経は、切れ切れに彫られていたので
声に出しながら、玉を置いていく。
計らずも観音経を何度も拝読させていただく結果となりました。

サーマインド変更

初期のサーマインド。
なっつかしいなあ…

糸切れの直しで里帰り。
大切にしてくださっていたのがよくわかる。

初期のはぐんと彫りが深い。
観音様をそのまま厨子にお入れしたような
風情がある。

しっかり彫られている(もちろん最近のもである)

せっかくだからそれに経を入れましょうと言うことになって
具一切功徳…からの20文字をお入れさせていただく。

雰囲気がまたまた異なって面白い。

レパートリー 大般若経

大般若六百巻の表紙見本を製作した。
普通は使用しない金襴も職人に使ってもらいましたが、
なかなかの迫力でした。

かまぼこ型の表紙は、本来は理趣分用で600巻にもなる
大般若の場合かさばりすぎて使用しないのですが、
施主さんの意向でつけてみました。

それ相応にすごい迫力でした。
これで600巻作ったら、ど迫力になりそう…

大般若六百巻は日本では転読に使われるのです。
国によっては、僧侶のみが、または僧侶と信徒が何ヶ月にも渡って
全巻読み通します。

こちらは、高野山での転読の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=RR2d42fWMrg

浅草の今日の空

雪雲が日本海側には押し寄せていると言うけど、
関東は、すっかり晴れて申し訳ないくらい。

だんだん冬の様相w呈してきている。

こういうこともやってます。

地球環境のために、大切に長持ちさせよう!
ということで、作り替え、買い替えちょっと待って。

うちの位牌真っ黒なのよ。
仏壇真っ黒でなんだか気持ち悪いんだ。
などとこぼしてませんか?

20年以上仏壇内にお祭りしているお位牌は
左のようになっているはず。

が、こうなるのです。

実は、黒くしている原因は、他でもないお線香やローソクの「すす」。
仏壇の中は、そのすすつまりC(炭素)が、
油煙と結びついてしっかり凝結したもなのです。

墨で黒く塗った覚えがないのなら、概ね原因は油煙です。
金箔部分の色を見て付着の厚みを判断します。

だから、油煙部分を落とせば、金の元の光沢は変わらずに現れてくるわけです。

結論として、買い替えを考える前に、
お洗濯(きれいにすることをこう言います)を考えて資源を大切にしよう。
です。

変則的なお念珠の多いこと・・・

朝から夕まで念珠直しに追われた。

ちょっと特殊な形状物が多くて、
70年以上前のものも、なかなかユニークだったし、
もともとは、数取りが念珠の主目的なのだから、
こうせよと規定したのは、最近のことで、
昔の形は、自由奔放そのもの。

大変な作業と言うことを除けば、実は楽しい。

ただ、気付くと1連に2時間近くかけている。

こんなはずじゃあないと思いながらも刻々と時間ばかり過ぎる。
店もこなしながらだから、まあ仕方のないこととも思うのだけれど
遅々として進まない。

待って下さっているお客様の見えざる顔がちらつくし
汗汗・・・