紫水晶の比較
紫水晶のバリエーションです。
左がラベンダー(藤雲石)・右がローズアメジスト
観音様のサプライズ
久しぶりの自転車のランで上半身が痛い。
想像以上に山坂の多かった秩父観音霊場のお土産は、
何と言っても、水の張った田んぼにスッテンコロリンしたことと、
ブレーキの利かないつま先下がり(という単語があるか知らないが)の
縦転しそうな下り坂にブレーキをかけっぱなしで手に力が入らない。
その複合的な産物として、今日になって上半身のみ筋肉痛が残った。
電話を取るにも一苦労。
なのに作業していると一本の電話。
「店長さ~ん?」
聞き覚えのある声。
以前に巡礼記を書いてもらったTさんである。
話は変わるが、
実は1番札所で面白いものを発見したのだった。
本堂内をキョロキョロ見渡すとに納経した写経紙を経机に積んでいた。
ぼくもその上に自分の写経を乗せようとした。
すると、見覚えのあるものが目に飛び込んだ。
同じ延命十句観音経の写経だ。
「ほー珍しい」
どんな人が書いたんだろう・・・興味を持って願主の名前を見た。
「T」と書いてある。
???
なんだあ・・・
ちょうどよい。
電話の主に確認してみた。
「店長、今秩父にいるんですよ~」
と、のたもうた。
聞くと、同じ日に秩父霊場を廻りだしたというのだ。
ぼくの1時間前に札打ちしていることがわかった。
彼も驚きを隠せない様子。
それはそうでしょう・・・
まさかここで鉢合わせしようとは。
最後になって、
観音様にサプライズを与えられた感である。
緑檀の平腕輪
秩父行き
急きょ飛び出した。
実は巡礼は半分諦めかけていた。
時間が取れそうになると雨、急な仕事と・・・
なんども延期がつづいていた。
ようやく時間が取れそうと思ったら、なんと今日一日しかない。
これじゃあ、廻りきれないし・・・
一泊して全札所を廻りきるつもりだったから、
規模の縮小に若干気落ちして、それならいっそ、
昔ホームコースだった三浦半島を一周して練習をかねて走ってこようかか・・・
そんな程度に心変わりをしていた。
けれど、これから3ヶ月は、お盆や秋彼岸が続くから、
仏壇屋の繁忙期になるので、もうとてもじゃないが動けなくなる。
それはもう目に見えている。
今しかない・・・、
なら、できるところまでやるか。
と、腹を決めて飛び出した次第。
準備は完了していたとはいえ、半分諦めかけていたから、
つめができていない。
とにかくリュックに思いついたものを詰め込んで、
5時の出発予定が1時間ずれ込んで6時に家を出た。
池袋から西武池袋線を使えば特急で一時間あまりだから、近いといえば近い。
父の実家は花小金井なので西武新宿線は子供の頃の墓参りで
よく利用していたから、馴染み深いのだが、池袋線はこれで2回目。
ほとんど縁がない。
終点の西武秩父駅まで地図とにらめっこなので厭きることはないが、
腹が減って仕方がない。終点で駅そばを食べよう。
終点手前になると車内がざわついてきた。
見るからに巡礼者と思われる方々が降りる準備をし始める。
不思議に思い地図を見ると一つ手前の駅が札所1番に近い。
ここで下車するほうが便利なのだ。
ならば急きょ飛び降りる。
降りてみるとなあんにもない小さな駅。
こんな感じで出発
1番札所に向かう。
方向音痴だから、出発から逆方向に走ってしまうなんてことも日常茶判事のぼく。しっかりコースをイメージして駅前と分かれる。
10箇所も廻ればいいだろう。気は楽だ。
けれど、後ろに石灰岩掘削のため醜くえぐられた甲武山の異様な姿を背負い、頻繁にセメントを満載した大型トラックの走る国道を走る。あまりよい気持ちはしない。
途中小さな箸をわたる途中、ギャギギャギと聞いたこともない異音が後ろのタイヤあたりから聞こえる。
あわてて止めてチェックするが、何事も見つからない。
走り出し、あまりの空腹に地元のスーパーによる。
自転車を降りたと同時に何か黒いものが地面に落ちた。
何かと手に取ると、ブレーキの部品。
緩んでナットがハズれたのだ。
早速トラブル。しかもブレーキ・・・
自転車から部品をはずして、なんとか事なきを得て出発。
江戸古道があちこちに残っていて歩きよい。
が、運動不足のつけは充分足にきている。
あぜには菖蒲のような花が美しい。
今出た寺を菖蒲と一緒にカメラに収めようと農道の脇に止める。
地面に足をつけようとした。瞬間足が空を蹴る。
「地面がない!」自転車ごとドボーン!
・・・というほど深くはなかったが
その花に抱きかかえられ潜ることはさすがになかった。
いろいろありましたが、一日が終わりました。
残り24箇所は十月先かな。
飛び出しました。
タワー
スカイツリーの工事箇所。
ここにドーンと600mがそびえるのだ。
東武業平駅。東武本社ビルそのうち見納めになるだろう・・・
今日の浅草のそら
鶴の念珠
念珠の玉には過去いろいろ彫ったものがある。
これは最新。
「鶴」念珠。
裏には亀を彫る。
長寿国日本。お年寄りがより幸せに長く「安心して」生きることのできる。
そんな夢を見ながら製作する。
長寿念珠だ。
風神雷神
手の平に乗るほどの小ささだけれど、
実によく彫れています。
浅草寺雷門の風神と雷神をモデルにしました。
なかなか迫力があります。
どの角度から見ても活き活きしてます。