まさか

雨降りしきる中、岩手県大船渡小学校の校長先生が「寄せ書きと義援金のお礼に伺いました」と店に尋ねてくださった。

始めなんのことやらポカンとしたのだが、その顔を見て即我に返った。

校長先生だ。

大震災の1ヶ月後に商店会メンバー全員で被災地支援のため、路傍に立ち、義援金と寄せ書きをお願いした。

予想以上の反響で、800名近い方々からの心のこもった善意をいただくこととなった。
大きな反響だっただけに、正直な気持ち「どうしよう・・・」だった。
支援物資と一緒に被災地に送るつもりでいたものが、あまりにも思いがこもり過ぎていた。無責任な送り方はできない。

しかし4月当時は、ガソリンの手配もままならず身動き取れないときだった。
自分の足ではとても現地入りできない。

そんな中、顧問の区議を通し被災地を故郷に持つ台東区内の知己が還ると言う情報をいただいて、その手にゆだねることがなんとかできた。

ただ、いかんせん人任せに物資だけの現地入りだったことには変わりない。
感謝していただけたことは理解できても、そこは凡夫の僕。
実際にあって見たいな・・・・と思うことは止められない衝動。

一度でいいから現地に伺いたい・・・
と思っていただけに、その校長先生本人の訪問に、あまりのことに言葉にならなかった。

「小学校の校舎内に寄せ書きは張り出して、毎日子供たちと見つめては励まされています」と握手を求められ感謝された・・・、

が、しかし・・・・
なんの、実は僕らのほうが励まされたり、大事なことを気づかせてもらっている。

被災地の方に直接、生の言葉をいただけるなんて思ってもみなかった。

とにかく逢えて涙が出るほど嬉しかった。


校長先生と

そこそこに人気です

昨日奉納した「御縁門」がちょっと心配で、昼飯の前に浅草神社までひとっ走りしてきた。

胴体の猫たちをも何人もの人々が回りこんで見物してくれている。

怖い顔の正面にも人が群がっていた。

まあまあかな。

がんばってね。にゃんこ。

五右衛門浅草神社に納まる

東京新聞下町版に大きく
今日のお清めのお祓いを記事にしてくれていた。

浅草神社よるお祓いの儀始まる。

東京藝大の生みの親の一人が感慨深げに式を見守る。

次々に玉串を捧げました。


本当に。その通りです。

会のメンバーと。