お前の番だと声かけられて、
ドヒャッとするやっあ女の子♪
子供の頃よく聞いたクレージーキャッツの歌詞の一部だ。
写経の教室を20年続けている。
様々な事情を抱えながら、時間を捻出して通ってきてくれている生徒(同士)さんたち。
20代の若者が多く在籍していた時期もあったけれど、最近は同世代以上に固まってきた。
平均年齢が高いから辞める方は、殆ど健康を理由にしての終了となる。
最近目につくのは、本人の健康というよりも、同居、別居にかかわらず家族を理由に、その介護のために休止せざるを得なくて、ということが増えた。
今日も一人、離れて暮らすご実家の一人暮らしの母親を面倒見ないといけないからということで辞められた。
お嫁に来ても、一人っ子は実家の責任を負う。
「がんばって」としか励ましの言葉しか言いようがない。
同居していてさえ、介護に苦労する世の中。社会が核家族していて同居していない親にたいしてはどうしたらよいのだろう。
親が健康に暮らしてくれるだけでも、ありがたいということだけではお茶を濁せない。
今度は自分の番だもの。