タイムリー

って言えばタイムリーなのかも知れない。ブータン国王が来日された。

つい最近、取り扱いを開始したのが鹿児島の出版社のこの商品。
出版社となっているが、心療内科の患者さんたちのリハビリのための作業所から起業したと聞いた。

このお経本の製本にも彼らが一冊一冊手作りで仕上たものだ。

そして使用している生地は、仏教国ブータンの生地を使用している。

GDPを追求するのではなく、幸せ度を国の指針にするブータン。

この色の配色にとても魅力を感じた。

仏教の五色がもとになっての色使いが元々なのではとTONは感じた。


TONちゃんお気に入りの巾着。

正倉院展土産

正倉院展のお土産で買ってきたお線香。

香りは甘く京都好みの香り。
パッケージからしてここでしか買えないだろうと買ったTONでした。

蓋を開けて「日本香堂謹製」の文字。

小売価格で買っちゃった・・・

代理店なのに・・・・

いよいよ

「あたしが死んだらこれがいいわ。頼むわね」

大正生まれのちゃきちゃき江戸っ子姉さん。

○○さんとは呼ばないで、いつも「お姉さん」と呼んでいた。

ご両親を思春期の頃に亡くしながらも幼い兄弟のために懸命に生きられた。

歳を重ね体の自由が利かぬようになってからも、毎月の浅草寺へのお参りは欠かさなかった。

そのたびに、うさぎやのドラ焼を手土産に持ってきてくれた。

あるとき「お姉さんの若いときの写真が見たいな」と言ったことがある。

次の月、おずおずと恥ずかしそうに二枚の写真を手渡された。

そこには丸髷のかわいい少女が写っていた。
兄弟をかかえて生活していた少女は大人びて見えた。

目の前でお話ししてくれているお姉さんは同じ人なのだ。

生命の・・・いや、
人生の、不思議さが不意に脳裏を駆けた。
若い人から見れば一方の大人であっても、心はなんら変わることはないのだ。
自分は老人とまではいかないが、死ぬ時まで気持ちは変わるわけではないんじゃないのだろうか・・・

時という不変の法則下にある肉体の変化はどうにも手がつけられずとも、心の風景は故郷にいる親元にいつもある幼少の自分なのだ。

「彼岸に行ったら、お母さんに弟のことを守ってきたよと報告できるようにしたいの」
その思いは遂げられただろう。きっと。

その人のお位牌をお作りする時がいよいよきた。

気づかぬうちに

師匠からいただいた本尊は20年鎮座している。
綺麗にしても毎日のことだから・・・・

埃も積もれば・・・功徳もこんなふうに溜まればよいなぁ。