急きょのときは・・・

もともと念珠の職人なのだから朝飯前の仕事ではありますが・・・

素材がなくて急ぎのときは完成品を改装します。
忍びない気持ちもあるにはありますが・・・(^^


これは黒檀の玉で素引きにトラメ仕立。
人気の組み合わせなのです。

急いでいるうえにちょうど玉がなくて完成品を改装しました。


浄土真宗や禅宗の男性持ちのお念珠は正式には紐房です。

正絹紐房の色も50種類以上あるので組み合わせや編み方によって随分バリエーション豊かです。


さ、完成。

楽しいですよ。

正月も終わり

琴の音も、この飾り付けも、特売も、昨日で終わりです。

以前とくらべたら、とっくに正月気分なんて無くなってしまっいたので、さばさばしたものですが、そう思う自分が少し寂しいですね。

似て非なるもの


中糸はテグスを使う海外のもの。


ボサがぐらつくわけで、見えなくなる部分はノー加工。
右は、元々付いていたボサ。親玉との当たり部分がまっ平。
局面と平面だものぐらつくのは当然。
 
左は、通常の念珠のパーツ。こちらに取り替える。
親玉のカーブに近いアールで中グリしている。
この加工ひとつで単価はすこぶる変わる。それを嫌ってなのか、もともとそんな技術がなくて、やらないのか・・・


ついでに玉穴の面取りも確認。

やっぱり、角をなめていない。
直しても糸切れは時間の問題だろう。

オーダー二種

数少なくなってしまったインカローズのハート玉ですが、ワンポイントに入れるくらいでも存在感は充分ありますね。

あと一点は、紅水晶みかん玉+水晶切子平玉のブレス念珠に、紫平を加えたものです。