まずは3本完成しました。
あと二本とバラ玉のストラップ化。
始めはこうでした。
木玉には酷な方法ではありましたが、思いっきり洗いました。
塩分と砂はこうするしか方法ありません。
洗っても洗っても取りきれない油脂分。
もう根気との勝負。
ここまできれいになりました。
弱った玉に擦り漆の手法で木肌を落ち着かせます。
何とか製作できる玉に落ち着きました。
持ち主の方は篤信のある方だったのでしょう。
2尺4寸もある金剛菩提樹原実の装束念珠。
津波に流されもしないで、とどまっていたのですね・・・・
房はさすがにお焚き上げするしかないでしょうが、海水と油にまみれた玉部分はなんとか救出したいと思いました。
大切なご遺品ですから、ご遺族の方に使用してもらうのが一番のご供養だし、お守りになることと信じています。
残りのバラ玉14玉は、ストラップにしようと考えています。