示現会の舟渡御復活

明日の3月17日そして明後日の18日は、浅草観音の本尊示現会が斎行されます。

推古天皇36年と言いますから、今から約1400年前に、浅草浦(今の隅田川)にて、桧前浜成、竹成の漁師の網にかかり掬い上げられた、つまり示現した日が、3月18日ということなのです。

その観音像を最初に祀った地元郷士の土師中知、桧前兄弟をそれぞれ一之宮、二ノ宮、三之宮として祀った浅草権現の祭りが三社祭り、その700年目の年が今年に当たります。

もともと海(浅草浦)から揚がった観音像ですから、故事からすれば、水に関連した行事だったのです。

今でこそ三社祭りは神輿のみが町内を渡御しますが、江戸時代までは、各町内から競って勇壮な山車を出し、神輿は浅草御門(浅草橋)から舟で遡上し、駒形か花川戸から陸に揚がると言う舟祭りの様相を呈していて、今とは随分祭りの姿を異にしていました。

三社祭り700年という年回りの今年は、その舟祭り(舟渡御)が53年ぶりに復活します。

ちなみの当日のコースはこの通り。

(二月≠三月です)

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