夏。
最近は紫外線カットが叫ばれている。
こんがり美人だのくろんぼ大会だのがもてはやされたのが遠い昔の話しと化してしまったようだ。
紫外線対策にここ最近は、男の日傘が登場するほど、日傘も黒が主流となってどうも・・・・昔の青年にはついていけない。
UVにはその波長からAからCまであってオゾン層などでカットされてしまうUV-Cの他、日焼けに直接関係のあるUV-B、最近は特にUV-Aが問題視されていて、シワやシミの原因を作ると着目されている。これを防ぐため製薬会社各社が開発にしのぎを削っているようだ。
UVーAをカットするための日焼け止めクリームが盛んに店頭を賑わしていて、その強度に応じて★マークが羅列されるらしい(TONは紫外線など気にしないから受け売り)。
去年までは★3つが最強だったものが今年は★4つのより強力なタイプまで売り出された。
しばらくはこのフィーバーぶりは化粧品メーカーや製薬メーカーのドル箱になることは疑う余地はないだろう。
さて、何も紫外線のお話をしようと思ったのではない。
実は腕輪念珠のお直しをしているととても気になることがあるのだ。
この時期にラピスや珊瑚などの多孔性の素材の腕輪は付けられないと思うのだが、たまに承ることがある。
間違いなく表面が荒れている。
ラピスは色抜けしている場合も見受けられる。
初め原因がわからなくて・・・汗で1年2年と長期間で変色することはあるのだが、「1週間でこうなった」と持ち込まれたときは????・・・?が3つも4つもつくくらい不思議が取れなかった。
が・・・解決に至ったのは、わずかに玉についていた油脂分だった。
何かの油脂が玉に影響するのではと閃いた。この時期だから日焼け度目?
玉屋に確認するとピンポン♪だった。
UVクリームはダメです。表面が荒れたり変色します。との答えだった。
腕輪念珠を大切に思われるならば、夏の期間はラピス、珊瑚、トルコ、琥珀などは避けて欲しい素材なのだ。
今日も持ち込まれる腕輪念珠には、いろいろなクリーム付きで持ち込まれるのだった・・・・