浅草のそら
いったい・・・・
朝、我が店の大事なお客様のNさんが店を訪ねてくれて
「知ってます?」
と開口一言。
携帯の写真を見せてくれた。
そこに写っていたのは・・・台座から落とされた青銅の座仏。
実に哀れな姿である。
「どこの?」と聞き返すと「御影堂近くの」という。
(形からTONは二尊仏と勘違いしたのだが)
なにーーー!
とばかりに現地まで急行したのだった。
千日仏
あとで聞くと一人はすでに逮捕されたという。
最近の海外に運ばれる日本の盗難仏像のことなのか・・・
単に金属欲しさでやった蛮行なのか・・・
1万歩譲って貧しさからの犯罪とあきらめたとしても、付近に併設されている地蔵尊など石像群までもが哀れにも粉みじんに砕かれていた。
このことにはどうしようもない心の貧しさを覚えて虚しくて悲しくてどうしようもない。
ここ浅草寺の境内に、佛を彫り御堂を建て祀った篤信者の心、発願の経緯は・・・そんな発心を貶める行為。
心貧しい僅かなものたちによって、その誠心が貶められねばならないのか。。。
なんだかやるせない気持ちでいっぱいになる。
浅草のそら
浅草のそら
オパールブレス
結晶オパール(人工)のブレス念珠です。
廉価版なのであえて天然とは一線をひいてカラーストーンにしていますが、高級なクレサンベールを使うとまったくと言って良いほど天然と見分けがつきません。
念珠屋の範疇が最近わからなくなってきました・・・
ルビーもダイヤも扱うし・・・
最高のものを仏様のために使用することは可なのでありますから、区分けなど考える必要は本来必要ないのだろうとも思うのですが・・・
浅草のそら
浅草のそら
八臂弁財天の香合仏
いろいろな仏像を過去、こさえてきたものです。
ニッチといえばニッチ。
めずらしぃもの好きといえばそのとおり。
他店が引き受けないめんどくさい彫りのもの、例えば・・・
夢に現れた龍神さま。
聞き取り調査から始まりましたね。だって、夢ですから。
お母さん観音様。
ご自分のお母さんがその姿。の割烹着を着た観音様。
大元帥明王
秘仏中の秘仏ゆえに資料探しに四苦八苦。
聖天さま。よくぞ彫ったという感じ。怖いもの知らずのなせる技・・・
まぁ・・・・
でも冒険心がいつも種になっているんですよね。
ワクワク感がつきまとう。
今は、仏像を彫る環境がだんだん狭まってきてしまいました。
いや・・・・
本来の環境に戻ってきたのかもしれません。
まあワクワクしながら絵を書きたいなぁ。
じつはまた、おもしろい企画を考えていますが・・・
うまくいきましたらアップしますね。