テレビ報道を見ていて、昨日が成人式と思っていたのだが、どうやら地方地方によって、成人式は異なるようで、街には綺麗なおべべを着た成人ホヤホヤの若者たちの姿が目に入る。
ぼくの成人の頃は、式に対してちょっとけじめの色合いが強くて、式のお知らせが来た時から緊張しまくっていた。
そんな緊張感を携えて臨んだ記憶があったが今の青年たちはどうなのだろうか。
一度聞いてみたいものだ。
ただ・・・当時、つまり40年前の自分は、もうすでに働きながら大学に通っていたし、酒もタバコもぐいぐいやっていて、記憶を失うほど酩酊することもしばしばだったし、いっちょまえの顔をして土方のオヤジたちと渡り合わなければならない土木屋でいたわけで、しいてこれから大人の仲間入りだーー!という開放感や感激はなかった。
ただ、ひとりポツネンと式に参加した緊張感だけがどこかにあって、横浜の総合体育館の会場を出た時の開放感が、唯一、二十歳の印象だったような記憶が残る。
そのあと何をしたのかなぁ・・・・
なぁんにも記憶に残っていない・・・
ただ、式場への緊張感と開放感のみが刻まれているだけで、そういう意味では、けじめとも言えるこういう行事がそのときは分からずとも、のちのちになってじわじわと、五臓六腑にしみてくるのかもしれない。