浅草のそら
浅草のそら
浅草のそら
浅草のそら
風景が変わる・・・
TONがよく行く喫茶店。
今時のカフェではどうも自分には似合わないし、なんたって腰が落ち着かない。
だから昔ながらの喫茶店が行きつけとなる。
ここは東参道の入口近くの古い喫茶店。家族で経営している。昼の二時まではランチ扱いになるが、僕には何時に言ってもランチ扱いにしてくれる。
そんなことで嬉しい原因もあるけれど、昔ながらの人情がそこにはあって、ぼくの席も決まっている。
マスターやママの顔を見ること、そして後味のさっぱりしたコーヒーがそこでしか味わえないので無理をしても足を延ばしてしまう。
以前は、ランチの時間ギリギリまでサラリーマンで混んでいて、相席で肩を触れながら、ざわざわとした喧騒さと熱気が漂う喫茶店だった。それでも懲りずに通いたくなるのだからね。
店の回りは靴の問屋ばかり。大小メーカーやハンドメイドの店、靴作りの職人たちそんな人たちが息抜きにどっと繰り出してそれなりに賑わっていた。
ぼくのお気に入りの窓際の席につくと靴問屋が軒を並べていた。
問屋ゆえに面白くもおかしくもない風景だったのだが、ごちゃごちゃした雷門前の風景に慣れた目にはそれなりにほっとしたものだった。
正月の慌ただしさで、自分の店から出ることができなかったので久しぶりにおいしいコーヒーが飲みたくて足を延ばしてみた。二ヶ月を優に超えて足が遠のいていた。
店に入るとすぐに定位置に付いた。
ん?何か違う。違うよ・・・
なにか落ち着かない。
あ!
風景が違う。
靴屋がみーーーんなやめてしまったのだ。
その代わりに中国人相手とおぼしきノータックスの土産物屋が軒を連ね始めていた。
経営者が日本人ではないということも驚かされた。
浅草のそら
普段着と正装のちがい
転読(お坊さんが儀式の時に厚いお経を頭上でパラパラめくるのをご覧になったことあるでしょ。あれです)用の経典はあーいう使い方をするだけに丈夫が何よりです。
ということで、経典の本紙に別和紙を二枚、三枚と重ねて糊付けします。
故に・・・ちょっとやそっとでは破けることがなくなるわけです。
そして経典の胴には金箔を押して、帙を制作して保護します。
もとの本が左。三昧合わせにすると、こんなに厚くなります。
普段着と正装の違いを感じますね。
大きさ比べのついでに、
左は通常の大般若経の大きさ。右は小型の大般若理趣分ルビ付きです。
浅草のそら
こんなところに・・・
昨年の暮れに入庫はしたものの、見本分しか入らなかったニャンコ達。
どこに行ってしまったかと思っていたら・・・・
さすが猫は自由人(?)です。
お店のそこかしこ、こんなところでゆったりしていましたよ。