昨日は東京大空襲の日。今日は東日本大震災の日。
ずーーっと以前、墨田区横網町にある慰霊堂のSさんというおじいちゃんと知り合い、納骨堂に入れさせていただいたことがありました。
特大の白瓶に何十人と収められ、何何町〇丁目と書かれた黄ばんだ紙が年月の重みを感じさせました。
その瓶が2m以上の壁面ぎっしりに何列も、そして何室も安置されていました。
Sさんは朝になるとひと瓶ひと瓶蓋を開け、「おはよう」と声をかけて周り、夕になると「お休み」と瓶の蓋を閉めて回っていました。
もうお亡くなりになったと思うけど、こんな近くに戦災の身寄りのない遺骨が預けられているのにショックを受け、同時に政教分離で身動きの取れないお役所職人に代わって慰霊の隙間を埋める人がいるんだと感じた記憶があります。
関東大震災の記念堂を知ったのが小学校の時だったけど、戦災の遺骨も同居していらっしゃるとは・・・。
16万柱がここ横網町に眠っている。