なかなか面白いな・・・


お預かりしたチベットの念珠。

日本の形にということで、はたと考えたのが弟子玉に使う玉が足りない。

真言にするには20玉必要だし・・・

ということで、華厳宗の古い形の念珠。

もともと付いていた6玉を表房側に寄せて反対側には編込みを長くして房をつけよう。

ということでこうなりました。

山サンゴの赤も結構おもしろい表情していたのですけどね。

清月菩提樹の玉を出して色をじっくり合わせ入れ込みました。

なかなか面白いな・・・・

今は難しいんだ・・・・

過去随分多くの羅漢彫りを施した念珠を製作販売してきた。

何種類に及ぶんだろう。素材も、彫りの練度も、精巧さもことごとく異なる玉を好き好んで入荷しては制作し続けてきた。

羅漢彫りではないけれど、骸骨の彫り物は京都に職人がいたが、ついに作れなくなった。

その替わりに一見すれば、そうとわかる海外の骸骨彫りの粗悪品が我が物顔でまかり通っている。

羅漢彫りに関しては、昔から中国のものが主流だったが人件費の高騰や諸々の事情で入手が難しくなりつつある。

精巧な彫りのものから消えていくのはちょっと寂しい気がする。

たまに持ち込まれた当店の羅漢彫り。

残念ながらもう入らない。
でも割っちゃったという。

どうしよう・・・・

しかたない、腕輪に使用していた主玉から抜いてお直しさせてもらった。

でもこれからはどうしようかなぁ。。。。

浅草のそら

しつこくしつこく定点観測を続けていると、思いがけない日もその中に含まれているものだと思う。

2011.3.11も変わらず浅草の空はカメラに収めた。

まさかあんなことになろうとは思うはずもなく同位置にて浅草の空は記録に残した。

この日は早朝のランもあいも変わらずで、いや今より調子は良かったからルンルン走っていたはずだ。隅田川沿いの春の訪れを感じながら。

3.11の朝