毎月朔日の早朝は浅草寺のお掃除日としている。
浅草の商店主たちによるボランティアなのだが、改めて考えると30年近く続けていることになる。なるほど・・・みんな年輪が刻まれるわけだと神妙になった。
20年を超えて参拝してきた靖国神社もしばらく伺えていないが、境内のそこかしこに戦火を超えてきた足跡を見ることができ、心を新たにさせてもらえる。
満州から命かながら引き上げてこられた石ノ森章太郎氏の作になる親子地蔵。
境内を緑に覆う銀杏の木は空襲による傷跡が今でも色濃く残る。
空襲時に燃えた跡だがそんな中からも見事な枝ぶりを見せるまでになった。
足元は、こんなにも根っこを張り巡らし、命の強さを感じる。
新緑に映える境内は今がいい。