考えてみれば、徳を積まれるお手伝いをさせていただくわけなのだから、感謝感謝なのだが・・・
「坂東を結願してきましたよ」
電話の向こうで声が弾んでいる。
去年の暮れに観音霊場用の朱印のお軸を買い求めてくださって、仕事の合間を見ながらしかもお寺に入るのは、失礼にならないように午前中のみと決めて約半年で結願されたことになる。
いろんな苦労もされて巡られたことは口にはしないが伝わるものがあった。
お寺さんには可愛がられたようだった。
そして、様々な人とのつながりの、なんと多くの宝を持ち帰られてきたことか・・・。
左のS氏は坂東霊場のみを10回巡られてその都度功徳別けをしてくださる。
おかげで令嬢の様子が絵に描けるくらいだ。
けどね、自分の足で行かないものは、薄皮一枚覆っていてわからない。
なんとか時間を絞り出して巡らないと・・・と思わせてもらった。