どこかで聞いたフレーズだが、この仕事をしていてよく思う。
6月に入ってすぐにお盆提灯を展示した。
もちろん販売目的であることには間違いないのだが。
一日が終わり、天井の照明を落とす。
ただ、お盆提灯のコーナーだけは火を落とさずしばらく見つめている。
昔の人が考えたのだろうが、廻り灯篭の光の中に記憶の走馬灯が巡り出すのがわかる。
蓮花の光に浄土に逝った母親を考える。
芙蓉の花に人の暖かさを感じる・・・・。
ぼーっとしているだけなのに、光の演出に自分の心が癒されていくのがわかる。
日本人でよかったなぁ~~~