天気は良いが

風があってさむい、寒い。

こんな日は炭を起こせば暖かい。

香炉に入れる炭団も火をつけるとこれが案外温かいものでつい火を入れてしまう。

せっかく火を入れたのなら・・・

香を焚かないとね。(≧∇≦)


香木は直接火に入れるのはもったいない。

ちゃんと銀葉を使うとしよう。

僕の中の先祖

自分の頭の中には何度もお会いしているような感触があったのだが、
「去年は伺えませんでした」
と耳にする。

しかも、「不動明王を創ってもらってからもう12年ですね」
とまで言われると、

あれ?

だ。
今度は逆に20年くらいお付き合いさせていただいていると思っていた。

まぁ、TONの記憶なんてこんなものだろう。
ますます磨きが掛かっていくことは如実のことだろう。

去年の暮れは、なぜか正月を迎えるには全然高揚感が生れず実に困った。
店の正月商戦への準備は早々に終了してしまったことも災いしているかも。

でも除夜の鐘を聞いて初日の出を見ようと元旦の早朝を走り普段はがらんとした隅田川沿いに人が溢れているのを見ると俄然正月モードにスイッチが入った。

僕の知り合いの神主にちょっと名物神主がいた。

90歳近くまで正月には必ず冷水による禊を、時によっては海中に入ることもあった。
聖職者はこうあっていただきたいと影ながら応援していた。

あまりにモードが切り替わらなければ、水行も一手かと思っていただけに、初日の出と、それを拝もうとする人並みに(何を思うかは別として)あっという間にギヤチェンジさせられようとは。

お日様の力は僕の中のDNAを動かすにあまりあったわけだ。

天照大神の岩戸がくれの故事を思わずにいられなかった。
きっと大御神の光は日本人の心に大いなる力を与えたのだろう。

普段、眠っているくせに、僕の日本人としてのDNAはきっかけさえあればちゃんと機能するようになっているようだ。それはそうだろうなぁ。
僕が生まれるまで、何億、何兆という人の人生が詰まったタイムカプセルが埋め込まれているようなもの。

僕の中の先祖。
僕の中の日本。

侮ってはいけない。
ということを新年そうそう気づかせてもらえたように思う。

浅草のそら 新年のそら

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦は初日の出が危ぶまれましたが、文字通りの日本晴れでした。

返り日の出です。日の出を背にしています。

桜橋からの日の出でした。
いつもの景色なんですが、元旦ということで違った風景に美枝ます。