不動胸飾の仕立て替え

胸飾も比較的作らせていただいていきたが、切子下がりをつけての製作は初めて。

手毬房で作るのはさほど難しいことではないが、通常の親玉と違いT穴ではなく覗きレンズの腕輪念珠親玉と同じで集合する下穴のかかりが浅いために弟子玉の重さで簡単に糸が音を上げてしまうことことが難点で、ここにはちょっと工夫が必要になった。

ま、おかげさまでと言うのか、特殊な工作を過去に何度もさせていただいてきたことが、こんなときに役立つのだから、どんな仕事もおろそかにできないということなのだろう。

やはり技術は、積み重ねが大切ということだ。と、思う。

不動胸飾

 

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