不動胸飾の仕立て替え

胸飾も比較的作らせていただいていきたが、切子下がりをつけての製作は初めて。

手毬房で作るのはさほど難しいことではないが、通常の親玉と違いT穴ではなく覗きレンズの腕輪念珠親玉と同じで集合する下穴のかかりが浅いために弟子玉の重さで簡単に糸が音を上げてしまうことことが難点で、ここにはちょっと工夫が必要になった。

ま、おかげさまでと言うのか、特殊な工作を過去に何度もさせていただいてきたことが、こんなときに役立つのだから、どんな仕事もおろそかにできないということなのだろう。

やはり技術は、積み重ねが大切ということだ。と、思う。

不動胸飾

 

柘素きはおもしろい・・・

柘素挽きの日蓮宗。

柘の素挽きで製作した日蓮宗です。

素朴な風合いに、木を愛する日本人の心が引き出される気がします。木肌はまったく手を加えていません。おもしろい雰囲気を醸し出してくれます。

 

浅草のそら

かわいい雲がぷっかり浮かんでいました。

今日10月10日は本来なら体育の日。そのもとは、昭和39年の東京オリンピックの開会式当日。

TONも小学校のことゆえ断片的な記憶しか残っていないけれど、開会式が今日に決まったのは、統計的に晴れる確率が高かったのでということは耳にしている。

2020の東京オリンピックの開会式は7月24日だったと思う。梅雨の終わりであり、下手すれば台風もおいでになる時期。酷暑の夏にわざわざぶつける必要は何かあったのだろうか?開会式が土砂降りの中?赤っ恥をかかせるため?と勘ぐっちゃう。「スポーツの梅雨」とは聞いたことがないし。

今からでも遅くないから、数年来の気象条件を勘案してと、開催日をずらせないものなのだろうか・・・

スポーツの秋と言われるこの季節にやって欲しかったね。

左は坂東観音霊場。右は四国88ケ所霊場の御朱印軸。いずれもお客様からお接待していただいたものだ。。

 

今日、不動霊場の胸飾をお仕立てさせていただいているN氏の来訪をいただいてまだできていませんと言い出す前に、来店の目的を告げられた。

お四国のお寺より預かったものだということ、そして当店に展示してくださいとのことを告げられた。突然のことだけに驚いたが、多くの方にお遍路(巡礼)に目覚めていただきたいということの趣旨がおアリだということをお聞きして、それならばお接待していただきますとお預かりさせていただいた。

今夏、藤田氏の主催で高野山東京別院で行われた四国霊場の講話に参加させていただいてから、なんだか不思議続きだなぁと思わされている。

そいえば昨日お話させていただいた、大阪の氏も四国のお先達だが、巡るたびに不思議体験をさせられるんですよと言っておられたっけ。

TONは送り出すばかりでどこか申し訳ないんだと、いつか話したこともあるのだが、ここにいながらお接待を頂けるんだから、どうしてどうしてお大師様はちゃんと見ていてくださるんだなと、少しばかり安堵した。

けど、行く準備だけは怠りなくしているのだ。。。