早いもので、今日が納めの観音です。浅草は今日が境ですっかり正月ムード満点になります。クリスマスはここにはないんですよね。
そして昨日、今日、明日の三日間浅草寺境内に市が立ちます。
「羽子板市」です。
3~40年前までは、羽子板を片手にご来店される人が多かったけれど、今はほとんど見なかけなくなりました。そう思うのと比例して、境内に羽子板を求めに出かける方の数が減ってきたと耳にするようになりました。
確かに正月三ヶ日、カーン、コーンと羽をつく音を聞くことがほんとうに珍しくなってしまいました。空振りすれば墨を顔に塗ってまっ黒にされるそんな子供たちの笑い声も聞こえなくなってきました。
正月元旦から商業活動で街はいつもと変わりないく、元旦になると昼間から深閑とするほど人気を感じない、正月の非日常は今は全く感じられなくなってしまいました。
「羽子板は女の子のお守り」どれほど伝わっているのかしら。そうは言ってもね。と言われてしまいそうだけど、世知辛い世の中だからこそ、日本古来の文化は絶やしたくないな。。。