改装 腕輪から片手念珠に

鎌倉十三仏である。

鎌倉十三仏というと思い出がある。洗足のお得意様のご依頼で十三仏霊場のご朱印用掛け軸を探して欲しいというご依頼で三十年近く前にお取り寄せをしてたいそう喜ばれた。

それが十三仏の朱印軸との出会いで、続けざまにTONTONお求めいただくお客様が増え念珠道ではブームになった。なんのことはない、顔の広い洗足のお客様のお供大ばかりと後でわかった。そんなに出るならもっと在庫しようかと発注する一歩手前で押しとどめたからよかった。危うく十三仏だらけになるところだった。

さて、その十三仏の霊場でご縁仏の念珠玉を配っているのを知ることができた。

腕輪なので、あっさりしたものだ。ここから片手に作り変えたいとのご所望である。

輪っかの大きさは十二分なので房をつければOK。けど親玉、ボサ玉がない。

親玉を足す必要があるので、老山白檀を使用することにした。