武漢から始まり西欧各国が都市封鎖をおこなって、人の息の聞こえない静まり返る光景は海の向こうのこととしていたものが、こんなに早く足元に迫ってくるとは誰が想像できただろうか。
それでも日本には法の不備ゆえに、ロックアウト(都市封鎖)はしない、ではなく、したくてもできない脆弱さが露呈して、日本人の良識に任せられる格好でこの日を迎えることとなった。
外出自粛に合わせて、二三割の店舗が店を閉め、純観光地としての色合いが際立った浅草は仲見世を真昼間に自転車思う存分走行できる信じられないほどの来街者の少なさである。
ここに緊急事態宣言が国によって叫ばれればどう出るか戦々恐々(とはいってももう腹はくくっているが)。
すべてゼロに帰した先人たちの復興の力を考えれば、こなくそと踏ん張れないはずはないじゃないの。と考える。
ただただ今思うことは、最前線で見えざる敵と戦っている医療従事者や自衛隊、政府、自治体関係者には心から感謝したい。
昼下がり。
今日は灌仏会なのだ。