今日の送り火をもってお盆も幕を閉じる。
近頃気づくことがある。ひぐらしの声を聞かないのだ。
お盆が過ぎる頃、特に夕刻近くになると、それまでミーンミーンやジージージージーとうるさいくらいのアブラゼミらの直線的な声の合間にピアニシモのようにカナカナカナ・・・と夏休みも終わりだよーーー、シュクダイオワッタノカーーーと響いてきたものだった。
どうなったんだろぅ。社会人になってしまった人間にはもう聞こえなくなってしまうのかしら。。。
夏の終わりを告げてくれる合図はもういらないというのだろうか。
そいえば、ひところ騒がれたクマゼミもどうなったんだろう。TONが最近目にし耳にするのは明らかにアブラゼミばかりなのだが。
今一度やさしい日本の夏と夕立のあとのひぐらしの蝉の声に包まれたいと思うのは歳のせいだとは言いたくないのだが。。。