浅草のそら 今日は新嘗祭

勤労感謝の日。ともいう。

けど、五穀豊穣が日本の根幹だろう。食糧危機が噂されて久しいが、ウクライナ戦争で穀物の供給がストップすると物の見事に世界の食料輸出国は内向きになってしまった。

TONの子供時代ですら食物の自給率の低さは驚異だったが、社会の先生の弁では食料がとれなくなったら世界から輸入すれば事足りるとえらく楽観的だったのを子供心にも心寒さを感じたものだった。子供の感性を大事にしない教師の典型だと今にして思う。

新嘗祭。

新嘗祭は、宮中祭祀のひとつ。大祭。また、祝祭日の一つ。 新嘗祭は、天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇に供えて感謝の奉告を行い、これらの供え物を神からの賜りものとして自らも食する儀式である。毎年11月23日に宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われる。同日には全国の神社でも行われる。

とWikでは言っている。
自分たちが耕し自分たちが汗を流し育て、そして刈り入れた農作物なのだから自分たちが食うのは当たり前とするところを、まず神に感謝し、神からいただいたと受け止めるのだからなんと美しい捉え方だろうか。そしてその祭事であろうか。

日本人の心の有り様を失わせないためにもこの日は新嘗祭であってほしい。

そんな感謝の心があるならば、わざわざお金を出して休耕田を日本国中に作りだすそんな愚策が生じるはずがなかろうに。国土とて神からの賜物なのだから感謝の心を持って人を養うに足りる就農の奨励を施すのが策と思うのだが。