浅草のそら

今日のTONは歯医者から一日が始まった。
いい先生でこちらの仕事の都合を考慮してくださって一時間も前に開院してくれる。
赤ひげと言いたいが治療費をまけてくれるわけではないことは書いとかなきゃならないだろう。

歯医者の帰り道、ブラブラ歩いていると交番横の樹木(木肌を見ると楠と思うのだが何だろう)の影が夏日の直射日光を遮ってくれていつもながら気持ちがよい。
浅草に来たばかりの頃とは比較にならないほど大きく立派になった。

都道の反対側にも同じ木が以前はあったが、数年前惜しくも地下鉄工事の為に切り倒されてしまった。
都会の樹木の運命は紙より軽いんだなと思わされる(紙の材料ではあるとは言え)。西武グループの創業者の堤康次郎は気を大切にして施設を作る時も大木には手をつけなかったと聞く。
TONは結構気に入っていたのであるが、その伐採跡の風景を見るにつけ、やたら殺伐とした魅力を失った単なる交差点の風景が残った。
だけら、せめてこちら側の大木は元気でいてほしいと思うのだ。

枝が生き生きしている。健康なのだと信じる。証拠に根っこが元気で敷石を持ちあげて存在をアピールしている。
早いとこ足元を改良してあげようよ。根をしっかり張って行け。強風に倒される前に。

苦しいよう・・・・って言ってるよ。

なんだろね。