浅草のそら

お店に出かける寸前に目に着いてしまったNHKの「病院ラジオ」。
TONが好きな数少ない番組の一つ。
パーソナリティはサンドイッチマンだ。東北の震災までは伊達政宗の弟の子孫って事くらいしか知らないかったTON。そのうちいろいろ見て知る間に好きな芸人の一人(2人)になってしまったわけなのだが、今日は心の病院(新潟県上越市の「さいがた医療センター」)を舞台にしていたことで釘付けになってしまった。

TONはボランティアの仕事のひとつにいろいろな方を見守らせてもらう仕事がある。今はそう言う方はいないが、いずれ薬物依存症の方を見守る事もあり得るだろう。ので、心療内科とは違う何があるのか興味を持った次第だ。

TONも似たような世界を通過してきた。そうとうつの繰り返し、信頼していた友人の裏切り空の人間不信さらに人間不信からの孤独。さすがに薬は縁がなかったが回りからはなに考えているかわからん奴だっただろうし、生きていけるとも思わなかった。もっとも考えを共有できた親友は先に逝ってしまった。
そんあこともあり登場する患者さんの一言二言がすとんと胸に落ちる。50年前のおのれとついぞかぶってしまう。
自分に寄り添ってくれると言う事。
「人間」と言うように、人と人のつながりによって生きる。
よくぞ言い当てた言葉だろう。病院では入院しての治療となるらしい。そう言うが、薬物投与などの医療行為というより寄り添いいただける相手を見つかる事で治療効果が生まれると読んだ。
それが再生への道になる。
50年前の自分自身の再生への闘いを思い出しながら改めて学ばせてもらった。