毎日、道を掃除していると、いろいろな「気づき」を与えてくれます。
そして「気づき」は「福」だと思います。
商人として大事な、お客様の動向が手に取るように見えてくる。各お店の状況もはたまた、通りの企画や、将来像。。。などなど。
トイレの神様の歌がはやってから、トイレ掃除をする人が増えたとか・・・
「お願いします」と言って他人のトイレ掃除をして回る経営者組織もあり、修養団体もあります。掃除するためだけにお金を使って参加するのだとか。
汚い仕事なのに体験者たちは揃って「きもちよかった」と判を押したように感想を述べられるようです。
禅宗のお坊さんの基本は作務(さむ)と言いますが、作業する禅ということなのだそうです。
もしかしたら手を汚す仕事の中に、神様っているのかも知れませんね。
掃除中、道行く人に「ごくろうさま」とか「ありがとう」とか言われることもあります。もうすでに報酬は「気づき」としていただいてしまっているので、感謝の言葉は余禄の気持ちで受け取ります。
なんだかとても申し訳なくなります。