久しぶりに九段に出かけました。
8月の靖国だから騒がしいかと思って覚悟していたのですが、案に反してまばらな参拝者。
到着殿にもまったく人影がない。実に爽やかな空気に包まれていました。
開戦70年展を行なっていました。
中立の立場をとっていた国から盛んに援助していたことがまとめられていました。
ダブルスタンダードって今に始まったんじゃあないんだねぇ。
遊就館ロビーに展示されている泰緬鉄道の機関車の前には花束がひとつ。
そう・・・ここは、ミュージアムであると同時に慰霊の場所なのだと改めて気付かされました。
帰り道、社殿を下って帰ろうとすると、前を歩いていたアメリカ人だと思われる方が、鳥居をくぐると突然クルリと踵をかえし、社殿に向かって深々と礼をするではありませんか。その横を日本人の団体がぺちゃぺちゃとしゃべりながら通り過ぎて行くのが実に印象的だったのでありました。