人情でしょう・・・

のぞきレンズ付きの本連念珠。

誰が最初に考えついたのだろう・・・

極々簡単な仕掛けなのに、とてつもなく息を長く生きながらえている。

昔、見世物小屋に入ると壁にいくつも穴があいていて、壁の前に立っている専属の口上のおっさんが「まずは見てのお楽しみ」とかなんとか人の好奇心をくすぐって、そこに空いている覗き穴に誘導するのだ。

その心理によく似ているといえば似ていなくもない。

こうやって穴があいていると、

ん?何かな?

なにか見えるのかな?

と、心の叫びに打ち勝てなくなっていくものだ。

で、つい覗いちゃう。

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