9月の末にスペインの巡礼街道を歩きますと、菅笠を買いに来てくれた青年が、戻ってきましたと久々に日に焼けた逞しくなった顔を見せてくれた。
{覚えてますか?}
と恐る恐る聞いてこられた。
忘れるもんですか。
最終目的地をさらに進めてポルトガルまで歩を進めたのだそうで、1000kmになったとか。
キロ数よりも相手は海外の見知らぬ土地を歩き通したということに、驚きと、羨ましさを同時に抱いた。
他国にチャレンジることは多かったと聞いたが、たった二ヶ月なのに一番長く感じたと行っておられた。体は日本に帰ってきたが、心はスペインに残しているような。中身の濃い出会いと経験をしたのだろう。
危険なことはなかったの?
TONの質問に、リスボンでは危ないところもあるようでしたが、ローカルな都市にはただただ素朴さがあるだけで、常に人の輪が生まれるばかりだった。と。
日本国内でスタンプラリーのような朱印集めもいいけれど、巡礼のほ運等の良さは人とのつながりだろうと思うと、そんな環境にポンと押し出して置いてみるのもいいのじゃないのかな。
と思うTONなのであった。
今度は熊野古道を歩いてみたいとのこと。
こういうところを歩いたのかな・・・・
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