ずーっと以前に「香り浅草」という念珠堂オリジナルのお香を創ったことがあった。
はるか前の話。
なかなか難しいもので、ワンロット販売し終わた頃にはお寺の仕事が忙しくなって、再版されることなく短命に終わってしまった。
でもここ数年、オリジナルのお香を創りたい虫が騒ぎ出して、どうにも収まらなくなってきた。
ずいぶん香りは聞いてみたが、気に入らなくてごねてさらに長引いた。
あ!これならと偶然(仏教者に偶然はないのだが)いい白檀に出会えた。
同時に桜の香りにも。
ならば、併せて「寺町としての浅草」と「大川土手のソメイヨシノ」っていうイメージにぴったりではないかとここまでこぎつけた。
箱が間に合わないので、プロトタイプとして制作した。
全部TONの手作りになってしまった。
でもイメージは、ほぼこんな感じで間違いない。
箱内に二種の香りが楽しめる。
TONにとって、浅草はこんなイメージなのだ。