朝っぱらから区役所まで飛ばなきゃいけない用事ができた。
雪が降り終わって3日も経つのに、そこいら中に雪の塊が山と積まれたまま凍りついている。雪が溶けて道いっぱいに広がったまま凍てついているのが曲者。
自転車であっという間の距離ではあるけど、浅草通りの交通の激しいところは避けるに限る。
小道を行く。それがかえってツルツルの路面との格闘になろうとは。
40年以上前に冬の紀伊半島を自転車で一周したときに、伊勢から山越えにかかったとたん全行程アイスバーンの龍神街道で悪戦苦闘。その末に編み出したドリフト走法にかかれば何でもないと思っちゃうから怖い。
こんなの何でもないと思うのは経過年数をすっかり忘却の彼方にやってしまったTONのちょっとした老化現象なのかもしれない。と頭の隅によぎるのを打ち消しながら走るTONなのだった。