昭和12年(1937年)の今日、日本人居留民を含む同胞が現地守備隊によって約300名にも及ぶ虐殺を受けた「通州事件」の当日。
戦後生まれのTONは自分の誕生日としての7月29日しか頭になく四十路を過ぎるまで全く耳にしたことはなくいきさつすら知らなかった。恥ずかしい話だが、戦後教育を受けたものはこんなものなのだ。
今は少しでも関心があれば手軽に情報は入手できる時代だ。より掘り下げてみようと思えば一次資料を探せば良いことだし、ネットを探すだけでもとっかかりはいくらでも網に引っかかる。まさにネットだ。通州事件の生き残りの老婆による証言が一冊の本になっている。一度読めば夢に出てくるのでTONはもう読めない。
歴史は自分の足と頭で紡ぐものとつくづく考えさせられる。黙祷。