伸びやかに空のキャンバスに雲の筋が
秋の近づきを装っているみたいだ。

相変わらず暑いけれど風は心地よい。
伸びやかに空のキャンバスに雲の筋が
秋の近づきを装っているみたいだ。

相変わらず暑いけれど風は心地よい。
子供時代の夏は、とにかく蝉採りを筆頭に、ちょうちょ採り、トンボ採りに走り回っていた。しかし採った後ちゃんと標本にして夏休みに宿題として提出した記憶は一度しか覚えていない。
じゃあ、あとはどうしたのだろう。
懸命に思い出そうとしても記憶にない。
それほど、虫の命を軽く考えていたのだろう。
ある日、母にこっぴどく叱られた。
「あんたがこうされたらどうするの」
単純な言葉だったが、
まあいやだろうな・・・
カゴに閉じ込められたまま餌も与えられないでミイラになって捨てられちゃうのだから。
人間ならたいへんな拷問だ。
実際はそんなことがあるわけはないのだけれど
無視の気持ちがトンと子供心に落ちたのだ。
恐怖心を煽りながらも結果的には
「悪いことをすれば自分に帰る」と深層意識に刷り込んでくれる。
単純ながらも、道徳律に反すること、良心に恥じること、悪いことをすると呵責を覚えるようになる。
せみ時雨を聞くと
ふと、そんなことを思い出す。
朝まで待とう・・・
とおもいつつ・・・
ついつい、ついつい結果を覗いてしまった・・・
ら・・・
かたーーー!勝った!
柔道と並ぶ日本発祥の競技種目だけに悲願達成だ!
と同時に永井選手の苦悩を考えると、
この銅メダルは大きいのだ。
ダンダダンダダン・ダンダダンダダン・・・♪
と狂乱に満ちた熱気に包まれる一日が過ぎると、浅草はもう秋。
浅草サンバカーニバル

故伴淳三郎のアイデアで始まった浅草サンバももう28歳。
初めはいつまで続くやらと思っていたけれど、
なんのなんの、今年はますます盛んになった。
ブラジル移民100周年を向かえ
さらに盛り上がるだろう。

以前コーヒーの勉強をした際に
何気なく飲んでいるコーヒー豆ひとつに、
いかに移民した日本人の苦労の土台があって今があるかを知った。
リオのカーニバルにも「MATSURI」として故郷への思いを残してもいるという。
サンバを見る目が多少変化した。
ぶひ~ん。
負けてしまったようだ。男子チームスプリント。
日本は、長塚智広、永井清史、渡辺一成のトップ選手だったのだが。
これも結果が先に知らされてしまう・・・
http://beijing.yahoo.co.jp/event/schedule/CT
これからテレビで確認。ちょっとトーンは落ちちゃうが、
懸命の走りを応援しようか。
次は国際競技化されてから、まだメダルに手が届かぬ悲願のケイリン競技。
伏見選手に期待。
でもまだまだ追い抜きも女子も個人スプリントもマウンテンバイクもあるのだ。
けど、どこまで日本で見れるかな。勝てば見られるけど。
北島選手が引退と言うことは今日初めて知ったが、
去就は個人の問題。周りがどうこういう問題ではないだろうと思う。
僕は自転車以外あまり興味がなかったし、金の数などマスコミによる前評判は「うざく」感じていた。
けれど、北島選手の勝利後のコメントには関心を持ってみていた。
「支えてくれた周りの人に感謝」「喜びを分かち合えて嬉しい」
のコメントには、少なからず驚いた。
「チョー気持ちいい」で世間を沸かした言葉は、マスコミが今の若者を「象徴するか」のように繰り返し用い、一人歩きさせてしまった感があり、またかいが正直な気持ちだった。
1人の力でのし上がれるアスリートなんてありえないし、そう感じていない、感じれないものはトップになれないのも知っている。
しかし、これでもかと言うほど、映像の一断面を切り取られ人間像を形作られてきた感がする。
今回のコメントに、「感謝」「喜びを分かつ」の言葉が入り、若い人にそれこそ、繰り返し繰り返しメッセージうを流して欲しい。